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中国での日本語教師。1年の平常授業終了、っとその考察。

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こんにちは。昨日(金)、今学期の平常授業が全て終了いたしました。

後は来週にテストを控えるのみ。そこで今日はマジメにスルドク切れ込む、考察的ブログです。

んもー!評論家の姜尚中みたいにシブく決めるのだ!!決めているのだ!!!

ゴホン。んで、マジメなやんぶろに興味の無い方は、即刻W杯ニュースに切り替えるべし!



さて、今学期及び1年の振り返りとその考察。下は今学期の授業です。
今学期の授業:
・1年生会話 1班/2班 各30名前後 週2コマ/90分(全16回) 必修科目
・2年生会話 1班/2班 各35名前後 週2コマ/90分(全16回) 必修科目
・3年生会話  合同  50名    週2コマ/90分(全16回) 必修科目
・2年生作文 1班/2班 各35名前後 週2コマ/90分(全16回) 必修科目
・3年生高級ビジネス会話 選択型 30名前後 週2コマ(全12回) 選択科目
・留学生向けアルバイト会話 2-4年生対象 8名 週2コマ(全5回) 留学生対象



授業数、結構多かったです。特に会話は授業準備に時間がかかります。

授業をしてい無い時も、結構授業準備で時間を費やします。「来週はどうするか…」って。

もちろん、全授業はクラス開始前に大まかなシラバスを作るのですが、実際の授業案は別。

まぁ、愚痴はいいとして、今学期及び1年間受け持った各学年の考察をしたいと思います。



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宿題も多かったしなぁ~。なんて愚痴。イヒヒ。



3年生の授業に関して:
今学期、一番頭を悩ましたのが、3年生会話。自分の中では60点です。

3年生は非常に静かなクラス。更に今学期は二(ふた)班合同になった為、雰囲気はより静かに。

敬語表現の指導に気をつけつつ、実践的な会話も導入する。その狭間で苦しみました。



3年生を1年間指導した結論です。『外国語の会話は早い段階で外国人教師が入ったほうが良い』

3年生の多くは会話授業を「会話術を聴講する」というスタンスで確立してしまっていました。

でも、はっきり言って、それを覆せなかったのは自分の力不足。(と元々指導した教師の怠慢)



だから、ビジネス会話を開き、やる気のある学生を伸ばそうと心掛けました。

ビジネス会話は個人的に有益だったと思います。皆、非常に熱心でしたし。

しかし、全体の授業では苦労させられました。でも(逆接多いな)、こう考える事が出来ました。

「2割が積極的、6割がマジメな生徒、これで教師としては幸せではないか」っと。

全員を「楽しく会話!」なんて教師のエゴではないか。本当に勉強させられた学年でした。



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大人な3年生の分、コントロールが難しかった。でも一人一人はいい子。



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逆に3年生には一番多くの機会を提供するように。これはビジネス日本語



2年生の授業に関して:
2年生は会話も作文も受け持ち、一人一人の総合的な能力が把握出来た学年でした。90点!

また、2年生という早い段階から介入したので、個人的に授業コントロールが容易な学年でした。

この学年は“明るい”と“比較的静かな”というコントラスト。そこで一つの結論があります。

「明るく楽しく学習した方が、外国語は伸びる」という事です。



少し脱線。さて『楽しい授業』とは?個人的には“笑う・楽しい・興味がある”です。

自分は1、2年生の授業で、授業中に生徒・教師がとても笑ってます。ホント、授業の半分位。

以前、中国のセーネン日本語教師達と話した時、「そんな事はあり得ない」と言われました。

これは、性格にもよりますが、『自分が楽しんでいるか』という事ではないかと思います。



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交流会にて。みんなでガハハ。



授業を正確にこなすことも大切です。「笑う前に単語を覚えろ!」という考えもあるでしょう。

ただ、2年生の授業を受け持って、結果、明るいクラスの伸びが断然に良かったのです。

『楽しいと興味が沸く』⇒勉強の意欲につながる

『楽しいと脳みそが連動する』⇒科学的な点で、記憶や学習の分野に影響(と思います)。



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男の子も女の子も楽しく。中国で教えていて、それが楽しいです。



じゃぁ、それを実践するためにはどうするか?やはり、自分も一緒に楽しむ事が大切かと。

1年生でこんな例文がありました。「ミラーさんは28歳で独身です。」全員で先ず大笑い。

次に私と朗読します。「ミラーさんは28歳で独身です。くふふ…」すると学生が…

「先生は28歳で独身です!」はい、みんなで大笑い。どうです?楽しいですよね。



また、2年生で良くこんなやり取りがあります。文法は「~と思っています」。

「みんなまだ若いと思っています。だが、すぐに先生と同い年、そして独身!サマーミロ!」
※一応注釈。文字数の関係で普通形ですが、本当は教師として必ず「です・ます」を付けます。

すると学生が。「え?それは先生がモテないからですよね!?」一同大笑い。

教師が笑えば学生も笑う。学生が笑えば教師も笑う。楽しい授業とは一つの連鎖なのです。



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発表だって楽しく。おどおどさせない雰囲気作り。



おっと、話がずれました。2年生の話に戻りましょう。

2年生は会話と作文の両面から、一定の満足できる授業が出来たと考えています。

特に作文では毎週中国人学習者が頻発する間違いをフィードバックすることが出来ました。

担当制に近い受持ち方をすると、体系的に学習でき、そこがとても良かったです。



課題は、クラス間でレベル差が生じてしまった事。難しい問題ですが教師の舵取りも大事。

この点は来年の新2年生に注意して、授業展開をしていきたいと思います。

この学年の目標は、日本語能力試験1級合格という、ある意味での最終目標に導く事。

2年生を一年通じて、自分の教師力を高める、そんな実践の場になりました。



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2年生とのひとコマ。本当にみんなで良く笑いました。



1年生の授業に関して:

1年生はゼロ初級から受け持ちました。一番早い段階から介入しました。80点でしょうか。

やはり早い段階から会話の授業に介入できたので、以下の点を特に注意させられました。

①『会話は流動的。本文だけの暗記は意味が無い』また、②『単語で答えない』

これらの解説を少々させて頂きます。



①に関して。中国の学生は小~高校まで“丸暗記で覚えたれ!”的学習が目立ちます。

教師も依然としてそれを推奨している位。←この点は後述。

しかし、会話では会話例文がそのまま話されるなんて先ずあり得ません。

1年生にはこの点を口酸っぱく言い、流動的且つ応用的な会話練習を心掛けさせました。



②に関して。学生達はどんどん新しい文法や単語を覚えていくので、会話が付いていきません。

そこで、多くの学生が「新しく覚えた単語だけで会話」を始めてしまうのです。

例としては、教師:「先週の日曜日は何をしましたか?」、学生:「バスケットボール。」

『です・ます』に代表される文章での回答をしなくなってしまうのです。



この点は非常に問題視し、学生に何度も言い聞かせました。

一度この癖がつくと、“会話をする”という行為をサボり出し、結果、能力ガ落ちるのです。

「今、『です・ます』を省略すると、2-3年生の会話は敬語表現等が増えるので厳しくなる」

一定の成功を収めていますが、それでも既に“単語学生”が散見されます。要継続です。



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1年生には、外国人に慣れてもらうことからスタート。



ただ、今年の1年生、何人かは1年生としては非常に高いレベルにまで達しています。

電話をしてきた時、てっきり2年生かと思う位、しっかりと日本語で受け答えするんです。

自分は誇らしく思ったと同時に、これを継続させなければと襟を正す気持ちになりました。

やはり学習者を導いていく、これは教師の務めだと、実感しました。



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ゼロ初級から教える楽しさとプレッシャーと。



さて、ここまで読んでくださった皆様。ご苦労様でした(苦笑)。長くなってしまいました。

平常授業の、そして一年間の授業の最終日。感慨深いものがありました。

ある2年生が、授業終了後に私のところへ来ました。

「先生、お世話になりました」っと。その子は来年日本へ留学する学生。最後の授業でした。



この言葉を聞いた時、ちょっと泣きそうに。へへへ。

時に教師職をしていて、数字の見えない仕事に不安になることがあります。

「自分は正しいのだろうか。」「学生に押しつけているだけじゃないのか」っと。

ただ、学生の一言を聞いて、ま、これで良いんだな!!っと。単純だけど明快に。



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みんな、ありがとうな!来年もよろしく!!
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No title

いや~すばらしい考察!!
考えさせられますです。

ほんとうに”楽しい””笑う”てのはたいせつですよね。
クラスの雰囲気作りって文法の指導より断然難しい
ように思います。
困ったことに毎回の学生の気分にもよりますしね~

拙者もがんばろー(←力ない熱意)

No title

「一年間」って・・・
充実であればあるほど「あっという間」に感じるんだろうな~
やんぴんのコメントから学生へ強い思いが伝わってくるよ
学生さんたちが楽しく笑っている表情から
写真にはないやんぴんの笑顔が想像つくよ^^
最近ちょっと気づいたことが!
やんぴんの表情が凛々しく思えるよv-218
どうやらこの一年で成長したのは
学生さんたちだけではないようですね(笑う)

p.s「先生28歳独身=モテない!?」
         ↑
この発言は要訂正ですですな~。
モテるとはどういう定義?
間違いなく無性別級にみんなから愛されてますよv-238

No title

>negi@CR氏

場所や学校の要求によっても違うから何とも言えないところはあるけどね。
でも、自分の個性を表現するとしたら、“楽しい”って大事だなぁ。

でも単に楽しい(笑ってる)だけでもダメだしね。
明確な答えがないってのは、辛いもんだ。

拙者もとりあえず強がってるだけでござるよ。


>Ladyさん

自分では実感沸かないんですけど、
気づかないって事が、充実してるってことなのかもしれませんね。

学生への思いというより、自分が出来る範囲のことはする!
っていう意識の方が強いです。
そうすると、おのずと学生に思い入れしちゃいますね。

あ、凛々しいっていうかちょっと老けたんじゃないっすかね…(苦笑)
でも、セーネンの前は仕事の兄貴におんぶに抱っこだったから、
その点で言うと、セーネンの仕事になってから、責任感的なものを感じますね。

無性別に愛されるって嬉しいんですが、それってマスコット的な気が…
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プロフィール

やんぴん君

Author:やんぴん君
青年海外協力隊員として、
07年9月より、中国の湖北省
恩施市土家族苗族自治州
というカタ田舎にいます。
日本語教師をしています。
サッカーと旅行と読書と料理、
基本的に多趣味です。

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