とぅちゃ祭り開催!
今日、ふっと街の中心部に出かけていたら(っても、バスで10分弱)、お祭りを発見!!
街のシンボル、「風雨橋」で土家(とぅちゃ)族のお祭りがやっていたのだ!!
今日・明日の2日間にかけて、恩施の観光フェスを兼ねているらしい。
んで、恩施自治州内の各県から、出店らしきものが集まっているようです。
もう、バルーンなんかも上がっちゃって、気合いが入っているのだ。
ばるーんって空に上がっているのだ!!
恩施は結構観光名所があるらしい。
というか、中国はとりあえず観光産業わっせわっせ的に観光地を作るんだけど、
恩施はまだ開発されていない観光地が結構あるらしいのです。
そういえば、一昨日、恩施の観光名所へ行ってきました。洞窟です。
その話はまた次回ね。んもー、すごいんだから!
話し戻って、おそらく祭りの企画を立てて、せっせと恩施を売りに出しているのでしょう。
そんな訳で、自分もせっせと総力型お祭りレポートなのだ!!
お祭り会場は橋の上。
入口からして、なんか気合いを感じる。
「展示会場」と「表彰式」なんて文字が。なんか表彰するのか?
中に入ると、おお!活気にあふれとる!
この橋の上、普段はじじばばがトランプのじじばばとか思い思いにしてる場所なんですが。
そして中を覗くと。
これはシャッターチャンスがたくさん!!
土家族です。
ヒマそうですが。
苗族も参加です。
今日、恩施土家族苗族自治州(自分の町です)に来て、初めて苗族見ました。
巴东県の土家族です。
この人たちの服装もも初めて見たなぁ。
土家族伝統の靴べらが売っています。
思いを靴べらに綴って、まぁ、踏んづけてしまうのです。
とぅちゃチップスが売っています。
ポテトを揚げる、いわゆる、まぁ、ポテトチップスです。
壁には土家族の一族眷族の写真展示が。
絵になるなぁ。
ひとめぐりパシャパシャやって、入口に戻ると、おお!やっぱり表彰式が!
絵になるなぁ。特にコック、こういうのは写真撮り手には助かるなぁ。
となりをチラリとのぞくと、おお!やっぱりお姉さま方が!
絵になるなぁ。さすがはチャイナドレス。ウットリ。。
ここで中国雑学********************
チャイナドレスって、実は歴史的にみると、漢民族(中国の93%を占める)の服ではないのです。
これは清朝(1644~1912)時代に女性が着た服で、満州族の服なのです。
漢民族伝統(基本的に元・清以外の王朝)の服はいわゆる中山服と呼ばれる服です。
そして、この満州族、いわゆるいかつい体格の人が多いのです。
だから、チャイナドレスは背が高くて、肩幅がしっかりとした女性が似合うのです。
チャイナドレスを着てみたけど、なんか中国人っぽい感じにならないなぁっという経験をお持ちの
女性も多いのではないでしょうか?
ちなみに、
中国は北の人は背が高く、骨格ががっしりとしていて、南の人は背が低く、細見が多い
っと言われています。
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橋でのお祭りも十分に満足し、橋の下を見下ろすと、キッズが水浴びしてました。
何やら悪だくみをしてそうな気配がするので、じっと眺めます。
隣で警察も悪いことしないかじっと眺めます。
仕事しろって。
そしてキッズ。いったーーーー!
写真提供ありがとう!記者冥利に尽きます!!
最後に、何度か登場している、恩施伝統織物”西兰卡布(シーランカープー)”のお店へ。
この店員さんがやさしくてかわいいのだ。
写真撮らせてもらいました。謝謝!
最後に。とっておき。ぷぷ・・・
”西兰卡布(シーランカープー)”っていう恩施の伝統の織物のお話。
西兰卡布とは、西兰さんの布という意味です。
そして、この前、新聞にその名前の素晴らしい由来が!ぷぷぷ・・・
以下、新聞の記事を自分が編集。
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恩施の山間にシーランさんという女性がいました。
シーランは織物が非常に得意で、見たものをなんでも織物のデザインに出来ました。
彼女は特に花をモチーフにした、織物が好きでした。
彼女は手に取る花、全てを織物にしました。
彼女が織る花の織物は、それはそれは本物のように、とても美しいのです。
織物の花は、花弁に水を含んで潤っている様子まで、そのままです。
やがてシーランは世界中の花を織物にしたくなりました。
村の人に「世界にはどんな花があるの?」と尋ねて回りました。
でも、答えは「ここにある花が世界中の花だよ」とばかり。
シーランは会う人会う人に聞きました。
そして、一人の老人が美しい花を知っていると彼女に教えてくれました。
「その花は山の頂上に、夜の間だけ咲く花だよ。それはそれは美しい赤色でね。」
「見たい!その花を織物にしたい!」
シーランはいてもたっても居られません。
ある夜、シーランはこっそりと夜中に家を抜け出し、花を摘みに行きました。
辺りは真夜中。彼女は必死で山を登ります。
そして、その花を見つけました!美しい、深淵に映える真っ赤な花です!
その頃、お酒に酔ったお父さんが娘が居ないのをいぶかり、辺りを探していました。
そこに普段シーランを良く思っていない伯父さんがお父さんにこう告げ口しました。
「あの子は某の男のところに行っているよ。悪い子だ!」
お父さんは怒りにわなわな震えます。あまりの怒りにシーランの織物に使うはさみを手にとりました。
やがてシーランが真っ赤な花を胸に抱え、家路に着きました。
そこにお酒に酔ったお父さんが!
「シーラン!きさま!!」
怒りに満ちたお父さんは誤ってはさみをシーランの胸に刺してしまいました!!
シーランは織物の上に倒れました。
そして、織物はシーランの血で真っ赤に染まり、その鮮やかな赤は、やがて、
彼女が摘んできた真っ赤な花の模様になりました。
・・・との事。
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ううむ・・・これは美談なのか・・・誰か、誰か、叫んでくれー!!
「クサ過ぎるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
はい、チャンチャン。
でも、西兰卡布、とってもきれいです。
これは、テーブルクロスにしてる、西兰卡布。名誉挽回!!
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