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僕へのプレゼント!?学生が書いたスラムダンク展示会!!

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今日は先週日曜日のお話です。その日はとんでもなく暑かった。そして“アツかった”。

何がアツいって、2年男子学生が自分に内緒で用意してくれたすんごいプレゼント。

それはいち早く恩施に到来した猛暑(実際その日は34度位あった)を超えてホットでハートフル。

ここから語られる話は、夏のマボロシじゃないかと思えるが、しっかりとリアルなストーリー。



主人公は2年男子、黄濤(ホァンタオ)※実名許可貰ってます。トップの写真の男の子。

彼は根っからのマンガ好き。趣味は絵を描くこと。ガンダムとかスラスラ書けるナイスガイ。

そんな彼がこう言いました。

「先生、ボク、先生のために展示会をするよ。」



「おぉ、黄君。すげぇな!マンガか!?」自分はそんないつものやや軽いノリで応答。

「へへへ。今週日曜日、空けておいてくれよな。」っと黄君。

彼は自分ととても仲良い子なので(というか男子しか自分になつかないが…)ちょっと楽しみ。

なんかの展示会なら、自分もいっちょお手伝いしてやるかって感じのノリで当日朝。



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会場に入り、自分はハッと足を止めました。

外はうだるような暑さ。朝9時前の若干眠気まなこ(更に暑くてぐったり)。

そんな気分を吹き飛ばす、学生個人の趣味レベルを超えたスラムダンクがそこに。

「おい、マジかよ…。マジで展示会じゃねぇか…」



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ボーゼンとした頭の中で、ふと一つの言葉を思い出しました。大切だけどタフな格言を。

「認めてもらったり感心してもらったりする為には、相手の想像の枠を飛び超えればいい。」

想像していた“学生個人の展示会”の枠を遥かに超えていたので思い出したんでしょうか。

スコンと晴れた青空の下、それ位にスラムダンクの絵は誉れ高く掲げられていました。



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「おぉ!黄君!!シャレになんねぇぞ、これ!!何枚あるんだよ!!」

「あ、先生!!へへ。何十枚あるんだろ。先生へのプレゼントだよ。」っと黄君。

マジで??プレゼントとかそんなレベルじゃねーぞ??

「ずっと書き続けてさ。な、先生、あれ見てよ。」彼が示す先に、粗い手書きのお知らせが。



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『展示会(画展)に関して』
皆さん、こんにちは。私は黄濤と申します。外国語学院日本語科2年生です。同時にこの画展の計画者です。
この展示会について簡単に説明いたします。
この画展のタイトルは『懐かしさ』です。主な内容は“スラムダンク10日後”の展示です。
この“スラムダンク10日後”(以下、“10日後”)の存在は私の外国人の先生であるやんぴん先生から知りました。また同時に私は、やんぴん先生は今年帰国するという事も知りました。
この“10日後”は04年12月には出来上がっている話です。私はその存在を知るのが遅すぎたと思いました。私はこの“10日後”を読み終わって、皆さんとこの素晴らしい作品を共に共有できないかと思い立ち、このように展示会の形を取りました。
注釈:
“10日後”とはスラムダンク作者が同単行本1億冊突破に感謝の気持ちを込めて、神奈川県の廃校の黒板にスラムダンク終了から10日後の物語(マンガ)を書いて展示会を開いた実話。




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この展示会のタイトルは『懐かしさ』としました。一つには私達の少年の日々に寄り添ってくれた“スラムダンク”の『懐かしさ』。もう一つに私達の楽しい日々を共に過ごしてくれてた外国人教師のやんぴん先生の『懐かしさ』。同じ主題ではありますが、違う『懐かしさ』。
また今回の展示会はやんぴん先生の帰国のプレゼントとしています。井上雄彦先生(スラムダンクの作者) が“10日後”を書いた気持ちは感謝の心から。私も同じです。感謝の気持ちからこれらの絵を書きました。やんぴん先生にこの私の気持ちが届くと信じています。同時に今日は母の日であり、これらの絵は母へのプレゼントでもあります。



マジか黄くん…これはやべぇ…。

ボーゼンとは何も考えないのではなくて、何も考えられない時にもあるんですね。

「えへへ。ずっと書き続けてさ。」っと、無邪気で素直な黄くん。

これはすげぇ。技術もすげぇけど、これを書き続けた黄くんがすげぇ。



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通りにも置かれていた手書きの看板。



実は最近、勉強熱心な黄くんがなんか勉強に打ち込めていない?と先生間で上がっていました。

先生は結構学生一人一人の能力を注意しており、優等生の彼の変化に気がついていました。

自分のクラスでは「最近大人っぽくなったのか、前よりおとなしいな」程度の認識でしたが。

なんと今学期、これを書き続けていたため、ちょっと疲れていたのが一つの理由でした。



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「スラムダンクも先生も好きだしさ。へへ。」



間もなく終わりを告げる自分の2年間の恩施での教師生活。

ここんところ多忙で、また自分一人でしなくちゃいけない作業が多く、凹んでいました。

「縦割り社会にボランティアなんて、結局はハダカの王様なのかな」って。

でも、これはすごい。掛け値なしにすごい。



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同級生も展示を手伝っています。この2年生は本当に仲が良い。



振り返って自分。こんな事してもらっていいのだろうか。ちょっと怖くなる位です。

どこかの歌手が「こんな私があなたに影響をあたえるのが怖い」って歌っていましたが。

引き返せないのは分かってるし、いちいち悩むほどガキじゃないけど、ふっと。

でも、これだけしてもらったからには。ありがとう、黄君。



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自分へのビデオレターも作成してくれているようでした(自分、見ないフリ中)。



自分の親友が愛を込めて?こう言ってました。「くそったれ仕事しやがって」っと。

友よ、ある意味でその通りだ。自分が2年間でやれたマクロ的活動なんてくそったれだ。

だがな、この絵を、この展示会を見てくれよ。

って。今は、そんな気持ちです。



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なんかビデオレター用?でカメラの前で話させられました。ちょい照れくさい。



最後に。黄君へ。

ありがとう黄君。気持ちはしっかりと伝わりました。

このブログ、中国で見られないから(FC2ブログが規制されてる)届かないかもだけど。

でも、このブログを見てる日本人には伝わってるよ。そして君の絵の上手さもね。

今は自分の家に一時保管してるけど、どこかで改めてリベンジ展示会したいね。

黄君、ありがとうな。先生、うれしかったよ。



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家に置かれた宮城リョータ。



ふー。ちょい私小説的にしてみたりして。

たまにはやんぶろも頑張るのさ!でも、最後は気分を現実に戻すよ!!



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宮城リョータの隣に置かれたている、メイド膝枕型まくら。
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No title

先生、髪伸びたね。

うるうる感動して読んでいたのに、最後の写真が下品だな。

それにしても、なんてサプライズなんだろう!
こんなことされたらボーゼンとしちゃうかも。絵もすごく大きいのに、枚数もたくさんあって。どれだけの準備期間だったんだろう。
黄くんの才能は絵の上手さだけじゃなくて、真摯さもあるね。

No title

感動した~~。早速、熱いよ!アツいッ!
オフィスの机で朝飯のカステラ食べながらうるうる。
こんな話がまだ世にあったとは・・・。ステキすぎだ。

No title

素敵!教師しててこんなに嬉しいことはないね。涙出たよー。
恩施を去りがたくなったりしてないかな?
やんぴんとの別れを惜しむ学生さん達には申し訳ないけど、お帰りを心よりお待ちしてます!!

No title

ママです。
あなたの周りには、本当に素直で温かい心を持った学生が多くてよかったわと、ママは思います。
これもあなたの人柄がなせる業なのよね。
あなたが帰国してしまっても、学生さんたちの心には、いつでもあなたが残ると思うわ。
そんな学生さんに感動していた所なのに、最後の写真は何なの!!
膝枕が恋しいなら、ママがいつでもしてあげるわ!!

ありがとうございます

どうもこんにちは!
いきなりコメントを書き込み、すみませんでした。
ではでは、まず自己紹介します。
実は私は恩施出身で、今日本で留学してます。
今日ネットでだらだらしてるときに、いきなり「恩施」を検索してみたら?と思い、このブログに出会いました。
不思議ですね。
もう自分にとって馴染んでなんでもない風景ですが、そこにいらっしゃる外国の方のカメラからみると、なんか、すべては塗り替えたようにキラキラしてます。
きっと、自分の中でこの土地を深く愛してるんだと、思うようになりました。
ありがとうございます。
今の私はただ「ありがとう」などの言葉を、この小さな枠の中で書くしかできないですが、恩施に来て、また恩施の学生たちに日本語を教えてくださる先生のことを、本当に感心してます。
ありがとうございます、改めて。
これからも、恩施で楽しく、充実な毎日を送れますように。

No title

>3号さん

このサプライズ、半端ないですよね。
真摯な態度、ちゃんと受け取らなくてはいけませんね。

あ、スケベだから髪めっちゃ伸びるの早いんス。


>L5Wさん

アツイっすよねぇ…(涙)

この子のピュアな気持ち、大切に受け取ってあげないといけませんね。

あ、カステラ食べたいっすね。緑茶と一緒に。


>songtian@FUK

ホント。教師冥利というか、こんなの期待すらしたことなかった!

でも今、結構気持ちのスイッチ変わりつつあります。というか、頭の半分は切り替わってます。

でも、それ以上プレッシャーは与えないで下さい(涙)!!


>窈ちゃんさん

こんにちは。はじめまして。

『恩施に来て、日本語を教える』
これは私の当然の仕事であり、そして私の喜びです。
御礼は不要です。逆に、私が学生のみんなにお礼を言わなくてはいけません。

恩施生活は残り1ヶ月もないですが、恩施を楽しみたいと思います。

って、あれ、あなたは民院日本語科じゃなかったでしたっけ?

No title

また来たな、私(笑)
恩施の生活、随分楽しそうに見えたね。
で、先生の教え子になりたいけど、民院の学生ではない。
中央民族大学の現役大学生だよ。
まぁ、今日本にいるけどね。

No title

>ママ

スルーしてごめんなさい(涙)

窈ちゃんって子に驚いて、思わず谷間入っちまいました。

願わくば、学生達がいつかのある日、「そういえば外人教師いたなー」って何気なく思い出してくれるのが、ボクの願いですね。

んでもって、ママの膝枕はボクの願いに非ずでっせ。

わー

すごー。感動した。涙、出る。愛されてるね、やんぴん!!
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プロフィール

やんぴん君

Author:やんぴん君
青年海外協力隊員として、
07年9月より、中国の湖北省
恩施市土家族苗族自治州
というカタ田舎にいます。
日本語教師をしています。
サッカーと旅行と読書と料理、
基本的に多趣味です。

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